令和4年度 畑かん営農モデル地区現地研修会 報告(12/20)
令和4年12月20日(火)に那珂川揚水機場・三美地区・御前山ダムにおいて現地研修会を実施し、那珂川沿岸受益農家や市町村関係職員など計35名が参加しました。
①那珂川沿岸農業水利事業所の案内で那珂川揚水機場と中央管理所を視察しました。
那珂川揚水機場では、周辺地域に那珂川の水を供給するため、現在、戸崎調圧水槽まで試験充水を実施している状況について、また、中央管理所の監視室では、ダム及び基幹施設の常時遠方監視の方法と緊急時の対応について説明を受けました。
② 続いて畑総三美地区を視察し、担い手の(株)JA常陸アグリサポートから畑地かんがい施設の整備による営農(施設・露地)への効果について説明を頂きました。
整備前は近くのウォータースタンド(井戸水)でタンクに水汲みをする必要があったが、整備によって圃場に給水栓から取水できるようになり防除作業の人員を減らすことができるなど、作業効率がよくなったとのお話を頂きました。
③那珂川沿岸農業水利事業所の案内で御前山ダムの管理所、監査廊を視察しました。
ダムは、関係8市町村8,617haに農業用水を届けるために造成され、毎月の定期点検の他、地震・大雨時緊急点検を実施していることや、流域治水のため、農業用水に影響のない範囲でダムの水を放流し洪水に備えることなどを説明頂きました。
当協会では、今後も末端整備の状況に応じて、畑地かんがい営農の推進に取り組んでまいります。


