令和7年度 先進地現地研修会 報告(7/24)
令和7年7月24日(木)に霞ヶ浦用水土地改良施設の長者池揚水機場、霞ヶ浦用水管理センター
合同現地研修会を実施いたしました。
那珂川沿岸受益農家や市町村関係職員など計40名が参加しました。
【霞ヶ浦用水地区】(長者池揚水機場、霞ヶ浦用水管理センターを視察)
霞ヶ浦用水地区は、農業用水、水道用水及び工業用水を総合的、安定的に供給する体制を確立し、豊かな地域作りを推進するとともに、生活及び産業基盤の充実を図ることを目的に、国営かんがい排水事業や関連事業により、受益農地に霞ヶ浦の水を送水するための施設整備を実施しました。
今回の研修では事業で造成された基幹水利施設である「長者池揚水機場」と「霞ヶ浦用水管理センター」を
ご説明
霞ヶ浦用水管理センターでは、各路線の送水状況を常時記録し送水量や施設に異常ないか確認しており、
監視員を常駐させ適切に送水を実施しております。
突発事故や災害時の備えとして、事前に末端改良区・組合や応急対応可能な業者と調整し大雨・地震等が予想
基幹水利施設管理事業を活用し、国・県・市町の補助を受け農家負担軽減を図っております。
那珂川沿岸地区においても、今後維持管理が開始されることから、
本日の研修を受け適切な維持管理に努めていきたいと思います。
【岩井北部地区】
岩井北部地区は営農環境の改善を図るため、畑地帯総合整備事業により、区画整理や道排水路を整備するとともに、霞ヶ浦の水を利用できるよう農業用水施設(畑地かんがい施設)の整備を実施しました。
今回の研修では事業の実施主体となった茨城県から事業の概要、農業用水を利用した営農を実践している
基盤整備前は、大雨が降ると道路や圃場に水たまりができ、耕作できない状況でした。そこで地元農家から
基盤整備後は、大型機械の導入が可能となり、また、各圃場には給水栓が設置され、容易に用水利用ができる
那珂川沿岸地区においても、畑地の用水利用拡大をしていく必要であることから、本日の研修を踏まえ畑かん営農を更に推進していきたいと考えております。


